2018年 7月 22日 (日)

【感涙戦評】トリックプレーが光った履正社、天理を撃破

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8/12 第3試合▽2回戦▽天理 1-4 履正社
天|001 000 000|1
履|110 020 00X|4

    履正社は味なことをする。5回に1点を加えて3-1とした。なお2死一、三塁の場面で一塁走者の出口が二盗を試みた直後に転んだ。投手の沼田はすかさず一塁へボールを送る。この隙に三塁走者の山田が本塁を陥れたのだ。ぜひとももう1点欲しい場面で打線は下位、トリックプレーを仕掛けるには絶好のチャンスに、実にタイミングよく成功させた。出口の演技も山田のスタートも絶妙だった。

    この試合、強打の天理に履正社が継投でいかに渡り合うかがカギだった。先発の飯塚は8回まで6度も先頭打者を出した。8回、先頭打者に四球を与えたところで平良の救援を受けたが、それまでは勝負どころで内角に速球を決めるなど強気に押した。もともと、持ち球の変化球が微妙に変化するため、この球を天理の打者に意識させることで速球が威力を発揮した。

    2番手の平良は8、9回をいずれも併殺でかわして天理の反撃を断ち、得意の継投を成功させた。

天理、勝負どころで攻めきれず

    天理は3回まで毎回先頭打者を出した。いずれも犠打で進める手堅さを見せたが、3回の1点だけに終わった。飯塚の変化球対策として本塁ベースに近く立ち、踏み込んで打つ攻略法を取ったがこれは間違いではない。勝負どころで飯塚を攻めきれなかったのが響いた。立ち上がりから守備時間が長く、5回まで1-4とリードされて焦りが出たのかも知れない。特に4失点目はショックだったろう。

岡田 忠


岡田 忠(おかだ・ちゅう)プロフィール
スポーツジャーナリスト。1936年広島県生まれ。立命館大学卒。朝日新聞社東京本社編集委員を96年に退職して現職。高校・大学では野球部に所属し投手をつとめる。高校野球のテレビ解説経験も豊富。

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