【感涙戦評】報徳学園3回戦へ 機動力を生かした巧みな攻め

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8/15 第1試合▽2回戦▽報徳学園 4-2 福井商
報|100 120 000|4
福|000 100 100|2

    いかにも試合巧者らしい報徳学園の試合運びだ。攻守にソツがなかった。

    1回にいきなり先攻した。先頭の八代が中堅後方へ飛球を上げた。塩治がちょっと目測を誤り、頭上を越されて三塁打にした。報徳学園はこのチャンスを逃さず谷が中犠飛して先手を取った。4回には下位打線が足を絡めて攻め、1点。5回には四球を挟む2安打で1死満塁とし、森田の適時打と併殺崩れの間に得点を重ねた。八代、谷ら足の速い選手が機動力を生かして上手く攻めたのは流石だ。

勝敗を分けた報徳学園の好守

    守っては8回から大西を田村に代えた。田村は1年生だが1回戦の砺波工戦に先発している。1人の走者も許さず福井商打線をかわした。守っては、7回、1点を許し、なお2死二塁のピンチで右前のライナーをダイビングキャッチした浦崎、9回、先頭打者の左前ライナーを好捕した木下のプレーは普段の猛練習の成果だろう。いずれも勝敗にかかわるプレーだった。

    粘りが伝統の福井商は4回、四球と安打、暴投で掴んだ2死二、三塁で衣目が一、二塁間を破った。7回にも内山の二塁打から1点を返したが、大西の投球に的を絞れなかった。得意の粘りを出し切れなかったのは残念だろう。

岡田 忠


岡田 忠(おかだ・ちゅう)プロフィール
スポーツジャーナリスト。1936年広島県生まれ。立命館大学卒。朝日新聞社東京本社編集委員を96年に退職して現職。高校・大学では野球部に所属し投手をつとめる。高校野球のテレビ解説経験も豊富。

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