【感涙戦評】7回、遂にとらえた変化球 成田が逆転勝利

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8/17 第1試合▽3回戦▽成田 6-5 北大津
成|000 000 501|6
北|102 000 020|5

    成田のどこにこんな爆発力があったのだろう。7回、0-3の状況から一挙5点。8回に追いつかれると、9回には2死一、三塁で高橋が左越え二塁打、北大津を引き離した。

    成田は苦しい展開だった。6回まで無死の走者を5度も出しながら、3度もバント失敗で生かせなかった。素早い北大津の投手・岡本の好守備にもやられた。

    7回、近藤の左前打が反撃の口火だ。高橋が右中間三塁打、木村が適時打。大木の右前同点打。代わった横江からも押し出し四球、近藤の左前適時打で一気に逆転した。9回には一塁強襲の大木をバントで送り2死二、三塁で高橋が左へ決勝の二塁打した。

強気の打撃で序盤は北大津が優勢

    前半は岡本の低めの変化球に3併殺を食って好機を逸したが、この回は変化球の見極めが出来ていた。打者の手元でボールを動かし、ゴロを打たせてとる岡本だが、じっくり見られて持ち味を生かせなかった。

    3回まで山口の本塁打などで3点を先攻した北大津だが、4回以後は中川の変化球を打ち損じた。それでも8回、北林の安打、山口の適時打、さらに北野の同点打でしぶとく食い下がった。1、2回戦で見せた驚異的な集中打こそ出なかったが、好球必打の強気の打撃と清々しいマナーは見習いたい。

    成田は58年ぶりに準々決勝に進出した。

岡田 忠


岡田 忠(おかだ・ちゅう)プロフィール
スポーツジャーナリスト。1936年広島県生まれ。立命館大学卒。朝日新聞社東京本社編集委員を96年に退職して現職。高校・大学では野球部に所属し投手をつとめる。高校野球のテレビ解説経験も豊富。

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