真木よう子「お龍」冴えない 気の強い京女なのに色気ない田舎者風では…

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「龍馬伝 第33回」(NHK)2010年8月15日20時~

   初めの頃に取り上げただけなので、佳境に入った龍馬伝をもう1度書く。このところ視聴率は急降下していて、今回はついに13.7%まで落ちてしまった。余りの暑さにテレビを見る気がしない、裏に強力なライバル番組があった、薄汚いクソリアリズムの幕末物語に飽きた、話が複雑になってきて付いてゆくのが面倒だ、などなど理由は色々考えられるが、1つの大きな要素はお龍役の真木よう子がさっぱり冴えないことである。とにかく魅力に欠けている。
   演出の責任でもあるが、殺伐とした男臭い幕末ものの中で、史上有名な実在のお龍さんが、木で鼻をくくったような膨れっ面の飯女では、折角の紅一点として視聴者が感情移入出来ないのである。確かに気の強い女ではあったらしいが、昔、浅丘ルリ子が、小股の切れ上がったチャキチャキお龍を演じて印象深かったのを思い出す。真木は無愛想で色気のない田舎者に見える。お龍は都の女だぞ。
   物語は薩長同盟寸前の血沸き肉躍る場面で、長州を納得させるために龍馬たちが軍艦の調達に苦労する話など、下から目線のディテールがなかなか面白いのに、龍馬の色ものシーンに期待が持てないでは情けないではないか。薩摩への新婚旅行に期待しているのに。
   ガンで死ぬ役が多い高橋克実が西郷吉之助どん。ギョロリ目玉に丸っこい頭でイメージ的にはぴったり、薄気味悪い近藤勇(原田泰造) と共に役柄に合っている。期待外れは伊勢谷友介の高杉晋作だ。

(黄蘭)

採点:1.5
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