コメディわかってない山田優 話は金、金、金…品位なくすべてが薄汚い

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「崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事なカネの話 第7回」(テレビ朝日)2010年8月20日21時~

   人気漫画家・西原理恵子の半生記であるが、見るに堪えない下品な主人公とその母親の、ドタバタ・サクセス・ストーリーで、ドラマから得る感動もなければワクワク感もなく、見続けるのがひたすら辛い。何かというと四国弁訛りで啖呵を切る絵里子(山田優)の、何処に視聴者は共感できるというのだ。視聴率の超低空飛行は当然。
   筆者はどこかで原作者の発言を読んだことがある。浪費して金が無くなったので、週末に講演の仕事を入れて50万円稼ぐと言っていたのだ。尺度は何でも金、金、金。品位も何もあったものではない。ドラマのように、地方から上京してきた貧乏学生で、精神まで貧乏くさくなった漫画家が、もしもメディアでチヤホヤされているとすれば、日本も終わりである。放送局も情けない。他局の「ゲゲゲの女房」が当たっているので、漫画家の苦労話を物色してドラマにしたのか。ものづくりに携わる集団として誇りはないのか。
   美人女優で、これまでモデルや令嬢役などが目立っていた山田優が初のコメディエンヌで張り切ったのか、コメディの何たるかを理解していないのではないかとさえ思える。やたらに目を剥いてオーバーアクションをすればコメディになるのではない。コメディだろうがトラジディだろうが、要は人間の真実を描くのがドラマである。 太った母親(渡辺えり)は娘に100万円渡して上京を支援する。これもまたまた金の話。とにかく、すべてが薄汚いドラマだ。

(黄蘭)

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