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「チリ生き埋め」ゲーム機、プレーヤー、映画プロジェクターも搬入

   33人が閉じ込められているチリ落盤事故の続報。救出用の穴を掘る掘削作業がいよいよ1両日中に始まるという。閉じ込められた作業員と家族との電話による会話も可能になった。

電話で家族と会話

   夫が閉じ込められている女性は「声で大丈夫って分かりました。夫はとても嬉しそうだった。うまくやっているって」 

   別の女性は「夫から『救出されたら25年前に貧しくてできなかった結婚式を挙げよう』と言われた。もちろんOKよ」

   食事も流動食から普通の食事に切り替えられたという。物資を輸送する穴から携帯ゲーム機や映画が見られるプロジェクター、携帯音楽プレヤーなども送り込まれている。

   5人ほどがうつ症状を示していたが、電話によるカウセリングで改善に向かっているという。

   救出用の掘削作業はドイツ製の掘削機が届き次第、本格的に始まる予定だ。換気口の穴(19cm)を人が通れる程度に広げる掘削作業も進める計画だ。これだと掘削作業を2か月程短縮できる可能性があるという。

   渡邊美樹(ワタミ会長)は「からだは大丈夫のようですが、問題は心でしょう。希望が必要でしょうね」と心配そうだった。