氷の彫刻・達人技ぶち壊した女性レポーターの「わぁー」「きゃー」

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「生中継・ふるさと一番!」(NHK)2010年8月30日12時20分~

   とにかく今年の猛暑については参っている。1日中クーラーをかけた部屋の中にいても、ねっとりしたしつこい暑さがまとわりつき、体中がだるい。寝室のベッドがクーラーを止めた途端にぶわーっと熱くなるのは、日中に部屋の外壁が熱せられているからである。かといって、クーラーをかけっぱなしで寝ては冷え過ぎる。大変困る。
   夕方のニュースやワイドショーでは、連日、バカの1つ覚えのように、その日気温が高かった練馬や多治見やその他諸々の都市から中継し、レポーターが温度計の数字を指しながら「ご覧ください!」とワンパターンに喚く。高温なのはわかっているから、このかったるさから逃れる術(すべ)を教えてくれ。熱中症寸前だ。
   というので、お昼の番組で氷芸術の生中継が放送された。東京杉並区の住宅街に氷彫刻の達人がいて、彼を篠井英介らレポーターが訪ね、時間を計りながら魚の飛び上がる彫刻を彫るところを中継した。彫刻といっても電動ノコギリや電動ノミを使うので、あまり情緒はない。この達人、元は料理人だったらしい。宴会やパーティーでテーブルに飾る氷の彫刻を作っていたからプロになったのだ。
   削る時にかき氷のように飛び跳ねる氷粉に、女性レポーターが「わぁー」とか「きゃー」とか言いながら魚が彫られて、それでおしまい。折角の氷の彫刻・達人技なのだから、前段も中段もいらないのだ。終始一貫黙って、彫られゆく氷を映していてもらいたかった。

(黄蘭)

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