「調べる旅」も詰め込みすぎで印象薄く2時間はツライ

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<逆流!シラベルトラベルスペシャル(テレビ東京系8月30日午後8時)>逆流というのがどういう意味なのかよくわからなかったので、「何が逆流するんだろう」と思って見ました。わかりましたよ。さまざまな輸入品を輸送ルート、製造工程をさかのぼって、つまり逆流して海外まで出かけて紹介する情報番組でした。「調べる」ための「トラベル」というわけです。たしかに、苦労して、工夫して調べていました。

アルパカやカッパドキアはもういいよ

   この日が番組終了ということでスペシャルだったんですが、それだけに一生懸命作ってありました。まず、カシミヤよりも柔らかくて細く、高級ストールなどに使用されるパシュミナという素材を調べにネパールに出かけてました。パシュミナはチャングラという標高3700メートルで育つヤギの冬毛の先だけを集めたもので、ストールを1枚織るのに約10頭分が必要なのだそうです。

   スタジオ司会は「おぎやはぎ」で、関根勤や優木まおみなんかも出てきます。レポーターがネパールに到着すると、チャングラは向こうでも珍しいらしく、高山病になりかけながらなんとかたどり着き、「オーッ、これがチャングラなのか」と見せてくれます。たしかに、体中に毛をたらした珍しいヤギでした。

   2つ目の「調べる」はペルーの巨大カブトムシとアルパカ。アマゾン上流で巨木に罠を仕掛けて巨大カブトムシを2匹つかまえたり、アルパカを見に行ったり……。3つめはトマトペーストの隠れた大生産国はトルコだと聞いて出かけます。トマト農場、加工工場、バザールなどが紹介され、さらに世界遺産のカッパドキア、カイマクル地下都市などの旧跡をめぐります。

   まあ、なんとも盛りだくさんなのです。これらの「調べる」の途中で現地の珍しい食品や料理まで紹介されます。さすがに詰め込みすぎで、せっかくのチャングラも、巨大カブトムシも、川のようにトマトペーストが流れている加工工場も印象が薄くなってしまいました。

   でも、見終わってあることに気づきました。これは「調べに旅に出ている」のではなく、はじめに旅があって(ネパール、ペルー、トルコ)、でもただその国や観光地を紹介するだけではあまりにも芸がないので、何か目的のような「調べる」を付け足したのだと。そう思って見ると、なるほどあれもこれもと詰め込んだ意味がわかります。面白くなくはなかったのですが、サービスしすぎで2時間は飽きてしまいました。

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