BS・CS視聴率過去最高 地上波各局「流出食い止めろ!」

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   先月8月1日(2010年)、地上波をのぞくBS・CSなどの視聴率が過去最高の10%を超えた。地上波テレビ局にしてみれば、強力なライバル番組が一つ登場したようなものである。お笑い芸人がウケ狙いでわざと間違った答えをするようなクイズ番組、人気アイドルに頼っただけのドラマにうんざりした視聴者が、地上波からBS・CSに急速に流れはじめたということなのだろう。地上波各局の秋の番組改編も、こうした「非地上波」への流出を強く意識したものになった。

   強力なスポンサーがまだ付きにくいBS・CS局の弱みは、制作予算がかさむドラマや大仕掛けのバラエティーが作りにくいことだ。そこで、地上波各局はここで勝負をかける。

   テレビ東京は月曜午後10時に10年ぶりに連続ドラマ枠を設定、伊藤淳史主演で「モリのアサガオ 新人刑務官と或る死刑囚『絆』の物語」を放送する。フジテレビも日曜9時をバラエティー枠からドラマ枠に変更、10月から松雪泰子主演で「パーフェクト・レポート」が始まる。この時間帯にはTBSが50年以上も「日曜ドラマ」を放送しており、フジはTBSのドラマファンだけでなく、BS・CSの視聴者も引き込もうという皮算用なのだろう。

   バラエティーを増やすのはTBS。かつて「8時だヨ!全員集合」を放送していた土曜8時に、カネも手間もかけた本格バラエティーを復活させる。

   一方、BS局は報道とスポーツに力を入れはじめており、40代以上の視聴者に拡大を狙っている。今後、地デジ対応テレビへの買い換えがさらに進むのも、BS・CSにとっては追い風になりそう。(テレビウォッチ編集部)

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