「尾頭切り」しないNHK 頑固にプロ野球「全編放送」エライ!

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「プロ野球~ナゴヤドーム 中日×巨人」(NHK)2010年9月5日14時~

   いつもNHKには厳しいことを書いているので、今回は思い切り褒めておこう。プロ野球中継についてだ。視聴率ガタ落ちというので、今年は地上波の民放ではほとんど中継がない。あっても尾頭(おかしら)切り。つまり、中継開始は1時間遅れ、9時を待たずに尻尾ちょん切りでは誰も見ない。然り而して、放送は絶滅寸前である。
   ところが、NHKだけは頑固に全編放送してくれる。よほど点差の開いた試合でなければ、しっかり安心して楽しめる。NHKはエライ。
   民放の言い分は多分こうだ。巨人戦でも視聴率ヒトケタなのに、なんで放送する価値があるか。BSで沢山だ。中継を見たい奴は金を出してスカパーを見ろ、と。万事が金優先だ。上位3チームが僅差でひしめき、日替わりでどこがトップになるかわからない今年のように面白い状態を、ライブ中継しない民放の考え方は、免許企業の使命を忘れた視野狭窄である。
   試合そのものも面白かった。巨人の勝ち頭・東野が、危険球で退場させられ、いつも無表情な男が、ベンチでグラブと帽子を叩き付ける場面をばっちりカメラに撮られた。その後も貧打で、中日に3対1で完敗。3連敗のどん底に沈む。巨人ファンは辛いだろうが、勝負の厳しさという点で、緊迫したいい試合であった。
   NHKでも夜の放送はBSが多いが、スポーツ中継ファンからすれば、枠の都合で試合途中にちょん切られるほど嫌なことはないのだ。

(黄蘭)

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