宇宙のナゾ解くのは日本? 注目施設と「暗黒物質」
2010.09.14 16:15
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天体と素粒子の関係
国谷裕子が、「これがないと説明できないことがある??」
ジャーナリストの立花隆がまた、「なぜ宇宙があるのか、われわれがここにいるのかすら説明できない。どこにでもある。1リットルに1個。このスタジオに何千個とある」なんていうものだから、ますますわからない。
「天文学と物理学が結びついている?」「天体を突き詰めていくと、素粒子と基本的には同じだとわかってきた」「わからない」。最後は2人とも笑い出した。
いまプロジェクトは20を超えるそうだ。ミネソタの地下鉱山700メートルの米研究チーム。スイスのCERN(欧州原子核研究機構)……発想も方法も異なるのだ が、なかで、日本の「XMASS」はユニークだ。
キセノンははじきとばされると光を出す。その光で存在を確認しようというのだ。ダークマターの動きをキセノンに置き換える試みだ。そのために、従来の100倍以上の感度のある「光電子増倍管」を開発した。高性能マイクみたいなものか?
立花は「感度の問題。日本がいちばん進んでいる。来月始まったとたんに、発見という大ニュースになるかも。装置が光を発したらと、わくわくする」とひとり興奮気味だったが……。
うーん、自然法則が矛盾している? これはわからん。わかったのは、無数にある星のひとつ地球上で、小さな頭脳をしぼって、宇宙のナゾに挑む人間の素晴らしさ。これは、たしかにわくわくする。
ヤンヤン
*NHKクローズアップ現代(2010年9月13日放送「ダークマター 見えない暗黒物質を探せ」)