「嫌小沢」度が急降下? 「何だ、小沢の方が…」

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「ほんとうに、有り難うございま~す」

   民主党代表選。圧勝した菅首相が、開票中の落ち着かない表情から一転、支持議員を前にこうも違うかという柔和な顔で挨拶した。

菅圧勝なのか

   はたして圧勝なのか? 何が勝因だったのか? 今後の民主党政権の行方は? 等々に焦点を絞り番組が取り上げた。

面白いもんで

   まずは、圧勝と言えるのかどうか。日本テレビ政治部記者の青山和弘の解説から。

   491ポイントだった小沢前幹事長に対し、菅首相は721ポイントを獲得したが、差が開いたのは党員・サポーター票で、菅首相の249ポイントに対し小沢前幹事長は51ポイントだった。

   しかし、青山によると「さほど差がついたわけではない」と次のように言う。

「300選挙区でそれぞれ勝ったところが1ポイント獲得する選挙区ごとの『総取り制』で得票数の差ではない。得票数をそのまま示す地方議員(菅)60ポイント対(小沢)40ポイント、6対4とほぼ同じ。国会議員票もほぼ半々で、さほど差はない」

   では何が勝敗を分けたのか。スタジオに生出演した菅支持派の生方幸夫衆院議員が分析した。

「各議員は3回あった週末に地元へ帰り、支持者と話をした。地元では、世論調査の結果通りに出れば菅さんが有利。菅さんを支持しなさいという声がたくさんあった。国会議員は選挙区をまとめ切れなかった。
その国会議員票も、(小沢側が)10人程の差を付けていたが、最後に20人ぐらいがひっくり返って菅さんが上になった。どっちにしようか悩みながら最後に、世論とあまり離れた結果を永田町が出すべきでないという人が20人程いたと思う」

   となると『世論調査』が菅首相を選んだことになるわけだが、ではその『世論』の判断とは何だったのか?

   政策の実行力とか決断力とはあまり関係のない、「政治とカネ」や「目まぐるしく首相が変わるのはおかしい」というごく単純な理由ではなかったか。

   先に菅政権が、経済政策とくに円高対策には『カン』が悪いというか後手に回ったのをニューヨーク市場は先取りし、一時1ドル=82円92銭と、1995年5月以来の82円台を付けている。

   では菅新体制の行方はどうなるのか?最初の関門は今週中に決めねばならない閣僚人事、党役員人事。青山は次のように見る。

「国会議員の半数が小沢支持。これを党内野党のままにしておいては政権が持たない。一方、小沢さん本人を要職に起用することはないとなると、小沢さんの求心力が低下する。もしかしたら離党アリかも……」

   そこでテリー伊藤が面白いコメントを……

「国民というのは面白いもんで、負けるとあまり嫌いじゃなくなるんですよ。勝った菅さんは、来年度予算編成のなかでちゃんとやっていかないと、国民のなかで『何だ、小沢のほうがよかった』という声が当然でてくる。
菅さんは演説のなかでおいしいこと言っていた。景気対策で魔法の薬があるとか訳の分からないことを口から出まかせ言っていた。これからが菅さんの真価が問われる」

   世論の『英知』が作った菅新政権、まずはお手並み拝見といくしかない。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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