「義父虐待」日記に小さく印…小6女児あまりに悲しい「ごめんね、私が悪いの」

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   また、女児が義理の父親から虐待を受ける事件が栃木県さくら市であった。義父から書くように命じられた女児の日記には、義父に分からないように虐待を受けた日に印が付いていたという。どのような思いで印を付けていたのか、番組が取材した。

母親は6月ころに家出

   虐待が発覚したのは、さくら市内のマンションのエントランスに1日夜(2010年9月)、女児が倒れているのを管理人が見つけ警察に通報したことから。調べたところ、女児は小学6年生(12)で、顔にアザがあり日常的に義父から虐待を受けていたことが分かり、児童相談所に身柄を保護された。

父親にとって人質

   その2日後の3日早朝、児童相談所の非常階段2階出入り口の窓ガラスを割って男が侵入、建造物侵入の疑いで逮捕されたが、調べてみると男は義父だった。侵入したのは「娘に会いたかったため」と話しており、虐待については「教育の範囲内だ」と供述しているという。

   しかし、女児が義父に強制されて書いていた日記には、虐待の手掛かりとなる日付に印がつけられており、女児が通う小学校の担任によると、女児がアザを作って登校した日取りがこの日記の印と一致しているという。

   女児の母親(41)は6月ごろ、自分の連れ子である女児を置いたまま家を出ており、以来、義父と2人暮らしだった。

   女児を知る近所の男性は「優しくて素直で気持ちの良い子だ」と話す。別の女性はこんなふうにも言う。

   「母親が6月頃にいなくなってから(義父が)おかしくなった。(義父が)大声を張り上げて騒ぐからビクビクしていた。『お父さんごめんね、ごめんね』と謝っているから、聞いてみるとと『お父さんが悪いんじゃないの、私が悪いの。おばちゃん、だからごめん。大丈夫』って言うんです」

   さらに、この女性は怒る。

   「自分の腹を痛めた子を他人の男に何で置いていくのか。それがバカだというの。母親がいなくなってからのあの子の寂しそうな顔が忘れられない」

虐待も見捨てられも認めたくない心理

   スタジオでは精神科医の香山リカが次のようにコメントした。

   「父親に虐待されて恐怖もあったでしょうが、母親に見捨てられた状況で父親からも愛されていないということを認めたくない。父親は自分のことを思ってやってくれているんだと思い込もうとしていた可能性もある」

   テリー伊藤は母親の捜索願を出していたという義父について、「この子は父親にとって人質なんですよ。ここにいれば母親がいずれ戻ってくるかもしれないという思いがあったのかもしれない」

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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