あの高村薫「マークスの山」が連続ドラマで登場

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   秋の連続ドラマも警察・捜査ものと医者ものが目白押しだが、中で注目は「WOWOW」の「マークスの山」だろう。警察小説の最高傑作と高く評価されている高村薫の同名小説が原作で、1995年に崔洋一監督、中井貴一、萩原聖人の主演で映画化されている。

   南アルプスの夜叉ヶ峠で起きた親子心中事件で生き残った少年が成長し、府中刑務所を出所した水沢裕之(高良健吾)は、「マークス」を名乗って連続殺人をはじめる。暴力団元組員(池田成志)、法務省エリート官僚(矢島健一)が次々に殺され、捜査担当を命じられた警視庁捜査一課の警部補・合田雄一郎(上川隆也)が動きはじめると、上からの圧力でことごとく捜査が妨害され、身の危険が迫る。マークスはなぜ一見無関係の人を殺すのか。バラバラに見えた殺人事件が実は裏でつながっていて、新たな殺人、巧妙な罠、20年前の白骨死体、マークスとは……。登場人物すべてがどこか怪しく、どちらが加害者で被害者なのかも判然としない。息もつかせぬスリリングな展開が続く。

   ときに暴力沙汰も起こる警察内部の確執もリアリティーに富み、さらに統合失調症になった水沢をかくまう看護師(戸田菜穂)とのドロドロの愛欲生活、合田が愛用する白いスニーカーとエピソードも多い。

   問題は原作の複雑なストーリーと人間関係をどこまでドラマ化できるかだろう。とりわけ、登場人物が多いだけに、見ている方の混乱は必至。番組HPで「相関図」を片手に楽しんだ方がいいかもしれない。放送は10月17日(日)午後10時スタート。17日の第1話は無料放送。(テレビウォッチ編集部)

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