2024年 4月 25日 (木)

「スペシャル番組もうウンザリ」さすがに噴き出した視聴者の「当然すぎる声」

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   番組改編のこの時期は、どのテレビ局もスペシャル番組が目白押しだ。きのう3日(2010年10月)は日曜日ということもあって、夜7時台から民放はすべてスペシャル。なかには、4時間という超長尺もあった。今週も連日ゴールデンタイムはスペシャルで埋め尽くされる。

   改編期ばかりではない。新ドラマの初回は1時間を2時間に延長、視聴者にはほとんど関係ない開局○○周年、番組スタート××回といってはスペシャル番組を流す。スペシャルばやりについてあるキー局の制作幹部はこう話す。

「レギュラー1時間ものを2時間、3時間にのばしても、制作費が2倍、3倍かかるわけではない。1・5倍いくかいかないかですよ。でも、スペシャルにするのはまずまず数字の取れる番組だから、広告収入は普段より取れる。局としては一石二鳥ですね」

   番組内容を水増しして、お笑い芸人がやたらに騒ぐだけの番組を延々と見せられる視聴者はたまったものではないが、さすがにそうした声があちこちで出てきた。10月4日付(2010年)「東京新聞」の「芸能ワイド欄・反響」に40歳女性のこんな投書が載った。

<民放各局はそろいもそろって、『スペシャル』という名の長時間番組だらけでうんざりする。二時間番組ですら、よほど面白くなければ視聴に耐え難いというのに、このところの三~四時間と間延びした番組など、ずっと見ていられない>

   本来のレギュラー番組を楽しみにしていた視聴者はチャンネルを変えてしまうだろうから、テレビ局側にとってもいいことばかりとはいえないはずである。10月3日付朝日新聞「声」欄にはこんな投書も載った。

<子どもたちはアニメ番組を楽しみにしている。しかし、アニメもスペシャルの影響を受けて、この時期は休みになってしまうことが多く、とても残念がっている。(略)我が家のように『早くこの時期がすぎて、普通の番組に戻らないかなあ』と思っている家庭は少なくないのではないだろうか>

   指摘どおり、スペシャルいい加減にしてくれと感じている視聴者は少なくないはずである。(テレビウォッチ編集部)

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