2024年 3月 29日 (金)

ワイドショー独占した「小沢一郎」「鈴木章」「根岸英一」

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<今週のワイドショー通信簿>今週のワイドショーは2つの大きなニュースに多くの時間を割いた。民主党の小沢一郎もと代表の「強制起訴」議決と日本人のノーベル賞ダブル受賞だ。

   小沢起訴についてはコメンテーター陣の評価は真っ二つに割れた。まず指摘されたのが、検察審査会がどこまで法律知識・捜査情報を知って判断したのかという疑問だ。「証拠がほとんどないなかで、どう立証したらいいのか。指定弁護人も困ると思います」(元東京地検検事・郷原信郎弁護士=日本テレビ系スッキリ!!)、「法律の素人に任せるのはどうかと思う。検察審査会が暴走しているのではないか」(ニューズウィーク日本版編集長・竹田圭吾=フジテレビ系とくダネ!)、「平均年齢30・9歳という不自然…検察審査会の不透明」(朝ズバ!)という提起があった。

   これに対して、「裁判でハッキリさせないと、腑に落ちない」(精神科医・香山リカ=スッキリ!!)、「検察審査会は有罪か無罪かを裁判で明らかにしようというもの。今回、審査員は小沢さんは有罪の確率が高いと見た」(元東京地検特捜部副部長・若狭勝弁護士=とくダネ!)と、議決そのものは意味があるという意見も強かった。

   小沢の出処進退については、「無罪の推定がかなり強く働いて、議員を辞めますという話にはならないのではないか」(「週刊朝日」編集長・山口一臣=スーパーモーニング)に対して、公務員であれば、起訴段階で休職扱いになって仕事ができなくなる」(スーパーモーニング)としたのは弁護士の大沢孝征だった。

理系離れに警鐘

   小沢問題が議論百出だったのに比べ、ノーベル賞受賞はこぞって「よかった、よかった」「おめでとう。うれしい」の大合唱。こういうときのワイドショーは、受賞した研究の解説は難しすぎて苦手だが、家族や地元のサイドストーリー集めは得意だ。「勉強一筋『むかわの二宮金次郎』と呼ばれたノーベル賞『鈴木章少年』(朝ズバ!)、「北海道むかわ町のとれたてシシャモ『うまい!』スタジオ試食」(朝ズバ!)てなものである。

   喜んでいただけではない。「ノーベル受賞続いているのに止まらない『理系離れ』」(とくダネ!)、「日本人ダブル受賞でも手放しで喜べない科学分野のお寒い現状」(スーパーモーニング)という警鐘も鳴らした。(テレビウォッチ編集部)

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