「渡鬼」まだやってる保守頑迷2大婆様の「今時あり得ない話」

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「渡る世間は鬼ばかり 第1回」(TBS)2010年10月14日21時~

 ようやくハネケン(亡き羽田健太郎)のあの主題曲とも別れられると思ったら、トホホホ、このドラマは1年も続くのだ。勘弁してくれ。内容は相変わらずで、米寿に近いプロデューサーと、同じくご老体の脚本家(橋田壽賀子)が作る内容といえば、働く嫁への批判や、老親(岡倉の父・宇津井健)の80歳の誕生日を、一族郎党が集まって祝うという現実離れしたもの、今時あり得ない話だ。
 最も筆者が評価しないのは、作り手の保守頑迷な考え方が正しいと決めつけていることである。価値観が多様な今の日本の状況が理解できないのかもしれない。2大婆様たちの狭い世界の中では存在しない新しいタイプの、グローバルな視野をもった人物が1人も登場しないことも話をつまらなくしている。彼女たちの枯渇した脳細胞に期待する方が間違っているかもしれないのだが。
 専業主婦の長女(長山藍子)が漏らす不平不満は、そっくり昭和30年代にも当てはまりそうな古色蒼然たるセリフだし、この忙しい時代に、たかが祝い事の説明でいちいち実家に出掛けて行ったりするものか。専業主婦といえども今時の中年女性は、趣味も多様で、働きもするが遊ぶのにも時間を取られる。行動的である。
 家のことばかり考えるほど彼女らの生活は視野狭窄に陥ってはいない。脚本家にはわかるまいが、PCや携帯メールをツールとして上手に使っているのを知らないな、このスットコドッコイ!

黄蘭

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