松雪泰子のキャリア女に新鮮味ない展開…「ドラマ勝負」完敗も当然か

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「パーフェクト・リポート 第1回」(フジテレビ)2010年10月17日21時~

   TBSの老舗の日曜劇場枠に、フジテレビが新しく連続ドラマをぶつけてきたというので、業界スズメ的にはその1回目の勝負が注目されていた。視聴率の数字では老舗の圧勝(TBSは16.0%でフジのパーフェクトは7.7%)となったが、さて、内容はどうだったか。
   テレビ局報道部の嫌われ者・蒼山叶(松雪泰子)は、記者クラブの決め事を無視して行動するので、姥捨て山のような落ちこぼれ遊軍のキャップにさせられる。部下もみんながいい加減局員ばかりで、やる気もない。取材を頼まれるのは多摩川のアザラシ、タマタマちゃん。ところが、蒼山は総理が体調不良で会談をキャンセルした発表に嘘をかぎとって、結局、大スクープをものにするのである。
   結論から言えば、仏頂面の松雪は相変わらずでも、お手の物のテレビ局内部の話なので、手慣れていて映像はビビッドである。しかし、話の展開がことごとくいつか見たような既視感があって新鮮味がないのだ。例えば蒼山の描き方。キャリア女の突っ張り方も正義感の強さも、スクープを取る男勝りのステレオタイプである。
   総理の雲隠れの真相も極め付きの人情話で、おいおい、ちょっと想像力足りなさすぎだよ、と言いたくなる。フジらしい茶目っ気で、宮根誠司を登場させて、バカ女子アナ(相武紗希)に引導を渡させるシーンなどは面白かったが、部員の小日向文世や要潤の描き方も押しなべて予想通りでつーーまらない。数字の上昇はできるか?

(黄蘭)

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