瀧本美織のお好み焼き早く見せて!展開遅くまどろっこしい

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   <てっぱん(NHK月~土朝8時)>NHKの連続テレビ小説としては、最近にない高い評判と視聴率だった「ゲゲゲの女房」の後というのは、それだけでスタッフも出演者も大変ですよ。まずまずの数字をとっても「ゲゲゲの下駄を履いているのだから」と割り引かれてしまうし、普通の視聴率でも「ずいぶん下がった」と言われてしまう。

   同情はしつつも、登場人物のキャラクターも話の行方もフラフラしている印象で、まどろっこしいというか、見ていてイライラしちゃうんですね。

やっとかつお節だから「てっぱん」まだまだか

   まだこの段階は、登場人物のつながりとか話の布石の仕込みですが、詰め込みすぎでドラマの方向がちっとも見えてこないんです。ていねいといえばていねいなんですが、たとえば主人公の瀧本美織とおばあちゃんの富司純子のやり取りも細かすぎて、これからどんな絡みになっていくのか期待がふくらまない。おばあちゃんが経営しているのは下宿屋なのですが、これも下宿屋とはこういうものですよという説明部分が長くて、話が前に進んでいかない。いまや、木造の下宿屋なんてほとんどなくなっているのですから、わかんない人はわかんないまま進んじゃっていいんじゃないでしょうか。

   テレビの前の人が早く見たいのは、お好み焼きを焼くシーンとお店経営で主人公が苦労して頑張るエピソードでしょ。でも、やっとかつお節のところですからね。鉄板までたどり着くのはまだまだ先かと待ちくたびれてしまいます。

   「ゲゲゲ」は大人たちの話でしたが、「てっぱん」は女の子の話で朝のテレビ小説では比較的多い設定ですから、これも「ああまたですか」と飽きられやすい。富司純子にナレーションが中村玉緒というのも、なんだかお年寄りが思い出話を語っているような印象になって、テンポが上がらない。

   仕込みの長いこのドラマを作者がどうバラしていってくれるのか、楽しみに待っていますが、正直、スタート3週間で早く面白くなってくれという気分になってきました。次の展開を求めている視聴者は、あまり長くは待ってくれませんよ。

      さあ早う てっぱん料理 作ってや

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