ロシア・中国やりたい放題に腕こまぬく菅政権

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   1日(2010年11月)、日本固有の領土を巡り2つの動きがあった。一つは北方領土・国後島を訪れたロシアのメドベージェフ大統領。もう一つは国会議員に公開された尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオ映像。元外交官の宮家邦彦がゲスト出演し、この2つの問題を取り上げた。

米国の対アジア回帰に対抗

   旧ソ連時代を含め、トップの北方領土訪問を控えていたロシア。それが中国漁船衝突事件のどさくさに紛れ、既得権益強化があからさまのメドベージェフ大統領の国後島訪問。

   この狡猾な手段は、白旗を掲げ終戦工作中のどさくさにまぎれて旧満州に侵攻、無条件降伏後に北方4島を武力で占領し居すわったスターリンの手段を受け継いでいるといっていい。

   外務省はロシアのベールイ駐日大使を呼び抗議したが、「ロシアに大統領がロシアの地域を訪問するのに誰もとやかく言えない」。ラブロフ外相に至っては「大統領はロシアの領土を訪問しただけ」というから呆れる。

   一方、ビデオ映像の公開について中国外務省の馬朝旭報道局長は「ビデオは真相を変えることも、日本側の行為の違法性を隠すこともできない」と強弁した。

   中国とロシアの示し合わせたような強引な動きの背景に何があるのか??宮家邦彦は次のように解説した。

「2国間の問題ではあるが、同時に国際政治の問題でもある。というのも、最近ワシントンに行って得た印象では、アメリカが今まで中東でやってきたテロとの戦いからようやくアジアに帰ってきたと感じたことだ。
アメリカ政府は今春から、日本・韓国・インドネシア・インドを含めて連携を強めようとしている、何故か?中東で10年間戦争をやっている間に、太平洋国家であるはずのアメリカが中国にやられてしまった。今、アメリカは日本と一緒になって作り直そうとしている。 それに中国、ロシアが敏感に反応しているのだと思う」

   では日本政府はどんな戦略を持ち、役割を演じようとしているのか??

   残念ながら菅政権からは何も見えてこない。見えてくるのは、今月行われるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議に出席が予定されている中国の胡錦濤国家主席、メドベージェフ大統領にどう相対するか、困惑の様子だけだ。

文   モンブラン
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