ベッドシーン淡泊すぎる…鈴木京香と長谷川博己「ドロドロ愛憎」

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「セカンドバージン 第4回」(NHK)2010年11月2日22時~

   大石静の得意顔が目に浮かぶ。昔々、週刊文春にエッセイを連載していた頃から、彼女は男と女のねちっこい性愛が好きな女性だと思っていた。40代キャリア女性と17歳年下のエリートとの愛憎を、ベッドシーン付きでNHKの目抜き通り枠で描けるとは、脚本家冥利に尽きるし、鈴木京香は考えられる限り1番の美人だからである。
   しかも、演出が芸術祭大賞男の黒崎博である。ガキドラマが多くて大人世代の情愛物語りなど、近くは「同窓会」ぐらいしか思い出せない民放は真っ青。数字的にはヒットでなくても、コアな大人の視聴者には濃密に見てもらえて歓迎されそうな内容である。
   中村るい(鈴木京香)は出版社の名物編集者で専務、バリバリのキャリア官僚から脱サラしてベンチャーを立ち上げた若き金融マンの鈴木行(長谷川博己)と恋に落ちる。行にはキュートな若妻・万里江(深田恭子)がいて、一途にるいと再出発しようともがく行の思い通りにはゆかず、ドロドロドロが始まったところだ。
   今回は万里江の両親が九州から駆け付けて来たりして、一層ガンジガラメになった段階である。さらにハーフの新人作家(布施明)が登場してくる。オリジナル脚本で10回持たせるのは大変で、色々複雑に人物を織り成しているのだろうが、こちら側の観客としては、清々しい行と、るいの赫赫シカジカな場面をもっと見てみたいと思う。ベッドシーンもいささか淡泊すぎたし。長谷川は適役である。

(黄蘭)

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