2024年 4月 19日 (金)

天達武史(気象予報士)見立て「今年はいつもと違う。11月暖冬・12月厳冬」

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    きのう(2010年11月9日)は各地で強風が吹き荒れた。松江、新潟、金沢、千葉、小田原の映像が出て、さらに気象予報士の天達武史が山形の酒田へ飛んでいた。

   この日、酒田では瞬間最大風速32.7メー トルを記録、フェリーは欠航、漁船もお休み。海岸では砂が吹き付け、埠頭には無数のカモメが固まって懸命に風をしのいでいた。天達が近づくと一斉に飛び立ったが、近くの男性に「いつもこんなにいるんですか」と聞くと、「こんなにはいない。風が強いから、鳥も休んでるんだろ」と言うのがよかった。

   上空を見ると、地上に近いところには暖気が、上空には寒気が入ってぶつかり合い、青空と雲が境界をつくっているのがくっきりと見えて、気象に興味のある人にはいい映像に撮れていた。

   秋田出身の司会の小倉智昭「酒田はお隣で、こういう気象は見慣れてるけど、今年は何か違うの?」

   天達はきのうの天気図を出して解説した。東北・北海道に低気圧が3つもあって、 そこへ南西から強い風が吹き込んだのだという。

「だから風が暖かかったんです。春一番のような。でも、今朝は寒かったでしょう」

   きのうの東京の気温は正午すぎで22.4度 もあったのが、夜に入ってぐんぐん下がって、今日の明け方には10度を下回った。

「これでだいたい平年並み。八王子では5度前後と今季最低のところもあった」(天達)

   けさは北の低気圧がひとつになって西高東低の冬型。それも強い冬型になって寒気が流れ込んだ結果だという。きのうの風がほこりを吹き飛ばしたため、お台場からも富士山がくっきりと見えていた。しかし、東北・北海道では強風・波浪注意報が出ている。

暖気団が列島にかかったまま

   今後の見通しで、天達は例年との違いに触れた。例年だと南に下がっている暖気団が今年はまだ日本列島にかかったままで、どんどん強くなるはずの寒気団も一時的で、明後日から1か月くらいは暖かさが続くという。

   小倉「土日は温かくなる?」

   天達「はい」

   小倉「よかった。日曜は『とくダネ』のコンペなの」(笑い)

   天達「ちょっとお天気が……」

   小倉「とくダネのコンペはね、天達の予報が当たるもんだから大雨になったり雷が鳴ったり大変」

   このぽかぽか陽気は12月初めまでで、そのあとは太平洋側まで厳しい寒さになり、日本海側は大雪、雷、竜巻などが予想されるそうだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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