「刑執行で裁判員の心情は…」ドラマ「モリのアサガオ」原作者の心配

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   横浜地裁で裁判員裁判としては初めての死刑判決が下されて、新聞各紙には法律や裁判の専門家のコメントが並んだが、そんな中でユニークだったのが漫画「モリのアサガオ」を描いた漫画家の郷田マモラさんが登場していたことだ。郷田さんの「モリのアサガオ」は死刑囚と新人刑務官との交流を通じて、裁判員裁判や死刑制度についての問題提起をした作品。テレビ東京系で伊藤淳史主演の同名ドラマ(月曜夜10時)も放映されていて、重いテーマを正面から取り上げて好評だ。

   郷田さんは今回の死刑判決について、朝日新聞(2010年11月16日夕刊)にこうコメントしている。

「私は『紙一重で死刑に賛成』の立場だ。しかし、死刑囚が朝晩死の恐怖を感じているという資料を見ると、そのこと自体が死刑に値する罰ではないか、とも感じた。自分の作品がテレビドラマ化され、反省している死刑囚の首がつられる場面を実際に見てショックも受けた」

   死刑判決は妥当と思いながらも、執行との間にある違和感みたいなものに戸惑っているということなのだろう。毎日新聞(11月17日朝刊)では、裁判員制度の限界についても語っている。

「刑が執行された時、裁判員に大きな心情の変化があるのではないかと心配になる。…将来的には、死刑求刑の裁判は裁判員裁判から外すことを考えるべきだ」

   「モリのアサガオ」見なくてはなるまい。(テレビウォッチ編集部)

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