大逆転優勝の安藤美姫 見守るコーチも要チェックのワケ

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「フィギュアスケート・グランプリシリーズ・第5戦 ロシア大会 女子フリー」(BS朝日) 2010年11月21日15時~

   深夜の生放送の録画である。地上波では昼間の放送がないので、日曜の午後をつぶして付き合ったが見た甲斐があった。前日のショートプログラムでは、背中を痛めた安藤美姫が、何となく元気はないものの、格別のミスもなかったのに案外低い得点で、5位に沈んでいた。これではフリーでどんなにうまく滑ってもせいぜいが3位どまりだと思われた。それが大逆転の優勝である。驚いた。エライ。
   最終滑走のトップで高得点を出したのは、「5位かあ」と半ば諦めの境地で、却ってプレッシャーがなかったのかもしれない。コーチのモロゾフとは、下世話な週刊誌ネタでは、既に恋人同士だそうだが、滑走する前に、美姫の手の上にモロゾフが自分の掌を重ねて、暫く2人は自分たちだけの世界に浸っていた。なぁるほど、という雰囲気であった。どうでもいいけど。
   映像的にはモロゾフという人はなかなか面白い対象物である。教えている選手が滑走している時のジェスチャーが百面相で、まるで吉本興業だからだ。何故か姿勢を低くして上目遣いに選手を目で追う。下半身は自分でも動いている。あのギョロ目で、濃過ぎる顔なのでどことなく滑稽感が漂う。今回はそれに加えて美姫が恙なく滑り終った時に両手をバンザイしてガッツポーズ、してやったり。
   GFにトップで進んだ安藤は、あの、トリノの惨敗と同一人物とは思えないほどの成長である。アナウンスも物静かでよかった。

(黄蘭)

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