2024年 4月 20日 (土)

「海老蔵会見」芝居がかった陳謝と要領得ない弁明の1時間半

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   暴行をうけて入院していた歌舞伎の市川海老蔵がきのう(2010年12月7日)会見した。集まった報道陣500人、 テレビカメラ60台とかいう騒ぎで、1時間33分という長丁場だったが、肝心のことはやっぱりわからなかった。

   冒頭、松竹から「無期限謹慎」が告げられ、本人は「申しわけございませんでした」 と頭を下げたままざっと50秒近く。ちょっと芝居がかった感もあったが、司会にうながされて席に戻った海老蔵は、左目結膜下に出血があった以外は、見たところまったく普通だった。本人は顔の骨折、腹部の内出血などで、なお「違和感」はあるという。

「警察の捜査中なので…」

   この2週間近く、暴行した相手側や店の証言から、海老蔵が先に手を出した、挑発的な言動、灰皿にテキーラ、相手の髪の毛をつかんだ……などの話があふれていた。海老蔵の「介抱していたらいきなりなぐられた」というのとは食い違う。現場からは海老蔵以外の2人の血痕が見つかり、うち1人は元暴走族のリーダーとわかっていた。となると、海老蔵も反撃したいたのか。しかし、海老蔵は会見でどれも否定した。「一切やっておりません」「記憶してません」と逃げた。

   また、トラブルのあったグループはその日が初対面で、暴走族の元リーダーと紹介されて怖いなと思ったが、逃げ出せなかったといった。

   キャスターのテリー伊藤「報道とちょっと違う。しかし、これが全部正しいわけじゃない」

   「警察の捜査中なので…」と詳しい説明を拒む場面もあった。「警察が」というのは、都合の悪いときの言い逃れにすぎない。なぜ暴力沙汰になったのかは、とうとうわからず終いだった。

   司会の加藤浩次が「殴った26歳の男が出てくれば解決する。なぜ出て来ないのか」

   逮捕状の執行期間もすでに切れているはず。逮捕状をとったものの、事情を聞いたら話が違っていて逮捕できなかったということだろう。

   加藤「全ての質問に答えているし、ウソはないんじゃないか」

   テリー「飲み屋のケンカですよ」

   にしては、「スッキリ!!」が1時間半もこのネタに費やすというのは尋常じゃない。話のダブりも多くてイライラする展開だった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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