クールミントガムのペンギン 1羽だけ手上げてるのなぜ?

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プロフェッショナル仕事の流儀(NHK11月29日夜10時)>それぞれの分野で評価の高い「プロフェッショナル」を取り上げ、その人の仕事ぶりに迫る。この日は「『自分』を消して、ヒットを生み出す」のタイトルでグラフィックデザイナーの佐藤卓が登場した。

   スーパーに行くと、10種類近くの牛乳が陳列されているが、なぜか手にしてしまう「おいしい牛乳」。その「なぜか」に彼は大きく関わっている。

グラフィックデザイナー佐藤卓の仕事

   佐藤の「自分を消す」とはどういうことか。彼はデザインはその商品の主役じゃないと言う。アッと驚くインパクトのあるデザインではなく、消費者の隣に当たり前のようにいつの間にか存在しているデザイン、それを実現するのが彼の仕事である。

   そのためには、商品の本質を見抜き、機能性を大切にすることから始めなくてはならない。そこに物語性を込める。クールミントガムのパッケージに描かれている5羽のペンギンの中で、2羽目だけが手を上げていることをご存知だろうか。そういったクスッと笑えて、人に話したくなる、それが佐藤のデザインの魅力のひとつである。

   いちばん驚いたのは、彼がクライアントにしきりに意見を求めることである。デザイナーのなかには、クライアントから注文をつけられることをひどく嫌う人もいるが、佐藤は他人の意見を取り入れることで発想は広がるという。ときには、自分のデザインへの注文を求めたっり、商品名を変えることも提案する。言われたことだけをやるのでは仕事ではない、そう言い切る。

   デザイナーは普段はなかなか表舞台に出てこない職業である。しかし、そのデザインに私たちは大きな影響を受けている。「なぜか、買っちゃった」にはたくさんの舞台裏の流儀があったのだった。

YUKK

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