「水嶋ヒロデビュー小説」テーマは「自殺」、ヒロインモデルは絢香、どんでん返し…

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   話題の水嶋ヒロの小説「KAGEROU」 がきょう(2010年12月15日)午前零時から発売された。「ハリー・ポッター」ほどではなかったようだが、予約だけで43万部というから、村上春樹の「1Q84」より上だ。

   第5回ポプラ社小説大賞 に、水嶋ヒロではなく本名の斎藤智裕で応募、みごと受賞しただけに、本人も「作品として評価された」と自信を語っていたが、どんな内容かは「命をテーマにしたもの」というだけで明らかにしなかった。

   俳優として恵まれたスタート切ったヒロだが、歌手の絢香と結婚したあと、9月に突然所属事務所を退社し、「執筆活動に専念する」と宣言して周囲を驚かせた。

   そのあとの受賞だけに、またとないスタートにはなったのだが、なぜ小説なのかについては、雑誌のインタビューで、幼いころのスイス滞在の経験があると語っている。

「スイスのインターナショナルスクールでは、はげしいいじめ、人種差別にあった。 自分が悪い、欠陥だらけだと閉じこもり、死にたいと思ったこともあった。
でも、いま振り返れば、生きていてよかった。衝撃だったのは、日本では毎年3万人もの自殺者が出ていること。そうすると自然に構想が浮かび上がって、気づけばパソコンに向かって書き始めていました」

   「KAGEROU」は自殺願望のある男の物語だというが、ヒロは「これでひとりでもがんばってみようとちょっとでも思ってくれたら」と語っている。

   ヒロインは妻の絢香さんらしい。

「ボクは妻がいないと生きていけない。自分のことを大切にできない人は人のことも大切にできないことを、妻と出会ったことで痛切に感じた」

タイトルと中身にすごいギャップ

   内容について、作家、評論家は「ゴーストライターかと思ったら、本人が書いている」「あらそうなるのねというどんでん返しがある」「タイトルと中身にものすごいギャップがある。ハラハラどきどきがあって」という。 ただ、ヒロが「日本一の、世界に通用する映画にしたい」と言っていることには、「小説では面白いが、映画にするとそれはないだろうとなる」ともいう。

ロバート:若い人が出てきた

   キャスターのテリー伊藤「3週間前に読みました。こんな素敵な愛の形があるんだと。人を愛することは、その人のために生きること、同時に死ねることだと、気恥ずかしい言葉もあるが、それを真正面から言っている」

   ロバート・キャンベル東大教授「小説家で社会貢献したいなんていないと思う。そんな若い人が出てきた」

   とにかくまだ若い。劇的なデビューは勲章だ。次の作品が正念場になるだろう。

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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