2024年 4月 20日 (土)

渡部陽一、マツコ引っ張りだこの秘密―「週刊文春」うまい!

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   今週発売の「週刊新潮」「週刊文春」(12月23日号)がそろって今年のテレビ界を「総括」していて、週刊文春が気鋭コラムニストに書かせた「今井舞が選ぶ 輝け!2010『テレビお騒がせ大賞』」の戦場カメラマン・渡部陽一とマツコ・デラックスの評価が出色だ。

   渡部、マツコとも見ない日はないほどテレビ番組を席巻しているが、2人が重宝される秘密を今井はこう書く。まず渡部について―。

<面白いことを言うのではなく「しゃべるスピードを遅くする」という、コロンブスの卵的な切り口でたちまち人気者に。……発言内容はきわめて穏当だからどんな番組にも出せるし、振ったときしかしゃべらないから打ち合わせもラク、いつも同じ自前の衣装で経費もかからず、文化人だからギャラも安い>

   たしかに、出てきただけで笑いが取れる「文化人」というのはこれまでないキャラだった。マツコはどうして引っ張りだこなのか。

   <マツコが秀逸なのは、まず巨漢という点だ。引きで良し、アップで良し、画ズラだけで笑いが取れる。……そこに花を添えるのが「常に不機嫌」というあのテンションだ>と使いやすさを見抜き、かなり危ない毒舌も<「しょせん、女装癖でデブでゲイの、規定外の人間が言うことだから」と、どこからも圧がかからない物言いでケツを拭く>と喝破している。

   では、このブームは来年も続くのか。

   <「せんじょう、カメラマンの、わたなべ、よういちです」でどんなに笑いが取れたところで所詮は「出オチ」。引っ張れるのもせいぜい今年限り>としながら、<まれに見る幸福な一発屋として、その名はテレビ史に刻まれることだろう>と皮肉たっぷりである。

   マツコについては、最近は仕事が激増し、スタジオに座らせておくだけ、つまらん台本どおりのやりとりが目立ち、このままでは魅力がどんどん薄れてしまうと心配する。来年の渡部はたしかにそうだろうが、マツコは「自爆大暴れ」でいよいよテレビを引っかき回す期待もあるのだが……。(テレビウォッチ編集部)

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