近藤真彦に救われたレコ大―EXILEの出来レースも許そう

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「第52回輝く!日本レコード大賞」(TBS)2010年12月30日18時30分~

   21年末の同番組もこの欄で取り上げて、アーカイブが多すぎると叩いたら、今回は少し過去の映像が減っていた。相変わらず新人賞にも優秀番組賞にも、どこが優秀なのか理解できない歌が入っていたし、事前にお約束の出来レースだと言われたEXILEの大賞V3受賞もつまらないこと夥しかったが、ある1シーンだけで許せた。
   それは最優秀歌唱賞を取ったマッチ近藤真彦の登場場面である。3曲歌ったのだが、衣装はさりげないダークスーツで、ギンギラギン(歌の題に非ず)のステージドレスを着るでなし、ネクタイをラフに弛めて、まずは初めに挨拶、22年ぶりに帰ってきたという。大向うはレコ大側と事務所側の確執をあまねく知っているから驚く。
   一瞬何を言うかと固唾をのんだが、淡々としたものだった。筆者の感想は「あのやんちゃ坊主のマッチが大人になったものだな」だった。歳月は人を進化(或いは退化)させるが、近藤真彦の場合には、間違いなく歳月が彼を成長させたと思える。女とも色々あって、一見くすんだ中年男に見えるが、やはり彼は歌手。歌い出したら客を引き込む。決して歌唱賞という歌の達人ではないのだけれど、本人が後述で語ったように、一発本番生歌唱の「緊張」した場面の怖さもエクスタシーも知っている大人のエンターティナーとしてなかなかの存在感ではあったのだ。司会の堺正章と藤原紀香は相変わらずの逆凸凹で、2人のアンバランスは何とかならないものか。

(黄蘭)

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