2024年 4月 26日 (金)

「難解漢字読み」「絶対音感」そこまでやるの?いまどき幼児教育

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   人間の脳は2歳から8歳までの間に急成長する。ここに注目した「今どきの幼児教育」に「スッキリ!!」のカメラが密着した。これが驚きなのだ。

   去年2月(2010年)、墨田区で開かれた漢字かるた大会には、全国から300人以上の幼児が集まった。札には漢字がずらり。「袋」「鼠」「尻餅」「鷹」「蛇に睨まれた蛙」……。幼児たちは苦もなく札をとっていく。一番の成績をおさめたのが、新潟・ 三条市のきらきら保育園の園児たちだった。

   この保育園、いったい何をしてるのかと「スッキリ!!」がのぞいた。園長さんは「漢字で遊ぶんです」という。毎朝10分、漢字を音読しながら黒板に張っていく。 カードをチラリと見せると、子どもたちが一斉に「燕」「涙」と叫ぶ。

   「石井式漢字教育・10分間指導」というのだそうだ。毎日、少しづつ漢字に接して読解力を向上させる。全国700の幼稚園・保育園で実施しているという。「きらきら」では園児たちの92%が「難しくない」という。どころか、この結果、集中力がついたと親たちも口をそろえる。

   専門家も「こどもには漢字は映像として頭に入りますから、漢字の方が早い」という。脳科学の発達で、この時期の脳が最も活発ということもわかってきた。集中力を高めるもうひとつは音感だという。

脳活性化し左脳2倍発達

   足立区のいずみ幼稚園。「音あてクイズですよ。目隠しをして」といって、鈴やら何やらの音を聞かせる。あるいは、目をつぶってピアニカを弾く。これを毎日20分間。「ミュージックステップ」といって、絶対音感を身につけるのだという。

   絶対音感? これをもつと脳が活性化し、左脳が2倍発達するという人もいるそうだ。論理的思考が得意になるということか。園長は「子どもが人の話を素直に聞けるようになる。賢くなってきてるなと感じる」という。

   いずみ幼稚園ではまた、「石井式漢字教育」もとり入れている。ここでは、ときに「論語」をそのまま読んだりする。子どもたちは意味もわからず口ずさむ。脳への情報伝達は視覚が80%、 聴覚が15%なのだそうだ。そうか、むかしあった「素読」というやつだ。意味もわからず口にしたものは絶対忘れない。

   3歳児で入園した子どもたちは初めついていけず、泣いたり眠っちゃたりしているが、3か月もたつとがらりと変わってしまう。年長さんになると、漢字仮名まじりの本を平気で読み、幼稚園とは思えない程のコーラスもできるようになっていた。いや驚き。

   司会の加藤浩次「親がさせたいことと、子どもが楽しいこととは違いますからね」

   キャスターのテリー伊藤「子どもによってできることが違うし、それを感じ取ってあげることも大事だよね」

   と言ったところで、葉山エレーヌが「今回の指導法には、子どもたちの個人差がありますので」と断りを入れた。親たちはとかくあの子はどこまでできたなどと言いたがるものだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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