2018年 7月 20日 (金)

華やかなショー、セクシーな歌とダンス…一流エンターテイメント堪能

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配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

<バーレスク>アイオワの田舎街に住むアリ(アリス)は美しい歌声を持ち、スターになることを夢見て単身ロサンゼルスにやってくる。そこで経営難に追い込まれたクラブ『バーレスク』のステージに感動し、自分もその舞台に立ちたいとオーナーのテスに申し出る。だが、まったく相手にしてもらえない。仕方なくウェイトレスとしてクラブで働き始めたアリに、あるチャンスが訪れる。

   主演のアリ役に歌手のクリスティーナ・アギレラ、伝説のスターで『バーレスク』のオーナー、テス役に歌手で女優のシェール。監督・脚本はスティーブン・アンティン。

「ムーラン・ルージュ」「NINE」を超えた

   アリの類まれな歌とダンスの才能がどのようにして開花されるのかワクワクしていた。それは冒頭であっさりと、しかし鮮烈に起こった。彼女が生まれ育ったアイオワの街を出ていくと決めた日、誰もいなくなった自分の働く店で、椅子をステージの代わりに彼女は一人歌い踊る。そのパワフルな歌声にまずシビレるはずだ。

   クリスティーナ・アギレラで注目して欲しいのは、歌唱力とともに演技力のたしかさ。アイオワの田舎娘から、ロサンゼルスのクラブの主役へと変身していく女を実に見事に演じている。薄化粧の彼女もチャーミングだが、テスにメイクを習い、深紅の唇に濃く上を向いた長いアイラインとブロンドのショートカットという彼女は輝いて見える。

   まるで母親のように彼女を見守るテス。テス役のシェールの歌声も相変わらず素晴らしいが、クラブの経営権を奪われくじけそうになっても、最後まで諦めないと歌う彼女は凛としていてこれまた美しい。

   そしてテスを支えるゲイの舞台監督のショーン(スタンリー・トュッチ)、アリに主役を奪われ嫉妬に燃えるニッキ(クリスティン・ベル)など、アリを取り巻くキャラクターがみな個性的で魅力にあふれている。「バーレスク」のステージは、歌は映画「ムーラン・ルージュ」を超えて、ダンスは「NINE」より華やかだ。

   強いて言うなら、主役を田舎娘のアリに簡単に奪われたニッキの印象が弱い。もっとアリに強い恨みを持ち、嫌がらせをしてもいいのだが、どうでもいいような感じなのだ。だから、憤慨したニッキが「あんな苦労知らずに主役はまかせられない」とテスに詰め寄るシーンで、テスが「苦労知らずにあんな歌は歌えない」と答えてもインパクトが弱い。お話よりステージの華やかさ、出演者のセクシーさを楽しむ映画である。

PEKO

おススメ度☆☆☆

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