「人体の不思議展」死体か標本か―保険医協会「保存法違反」で待った

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   京都で開催されている「人体の不思議展」が物議をかもしている。死体にプラストミックという特殊加工を施した170体(点)が展示されているが、この展示に京都府保険医協会が待ったをかけたのだ。同協会によれば、大学病院など以外で死体を保存する場合は都道府県の許可を受けなればならないが、展示会主催者から京都府に許可申請は出されていない。これは死体解剖保存法の第19条に抵触するという。

みんな本物の死体なの?

   展示会の映像を見たメインキャスターの小倉智昭は「これみんな本物死体なの?」と驚く。大村正樹レポーターは「これまで650万人の人が見学に訪れています。日本人19人に1人が見学したことになり、見学者の中からは惨すぎる、中止しろという声もあります」と話す。

主催者「標本から同意得た」

   主催者側は「標本になった人から事前に同意を得ている」と説明しているが、小倉は「標本の中には胎児や赤ん坊のものもある。どうやって同意を取り付けたのか」といぶかしんだ。

   さらに番組では、展示物は死体か標本かを厚生労働省に問い合わせ。

   「展示されている標本は死体に当たる」という見解を引き出している。

   大村「人間の尊厳という問題もある。標本の中には皮膚をむかれて筋肉だけで展示されているものもあり、主催者団体の氏素性がはっきりしない」

   コメンテーターの深澤真紀(編集者)も「私も1996年と2002年に2回見に行ったが、02年から主催者が変わり、誰がやっているのか分からなくなった」と話す。東京、大阪でもすでに開催されているのだが、「人体の不思議展」ははたして見せ物なのか、アカデミックな展示なのか。主催者がはっきりしないというのはどうもマズイ。

文   ナオジン | 似顔絵 池田マコト
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