2024年 4月 19日 (金)

市橋達也の離島逃亡知らなかった警察 裁判は大丈夫か!?

   2007年に千葉・市川市で、英会話教師のリンゼイ・アン・ ホーカーさんを殺害した事件で起訴されている市橋達也被告(32)が、09年11月に捕まるまでの逃亡生活を記した手記がきょう(2011年1月26日)発売された。

   「逮捕されるまで――空白の2年7ヶ月の記録」(幻冬舎)。なかで、沖縄の離島で自給自足していた時期があり、「蛇の首をスコップの刃で切って、ぶつぎりにして焼いて、ネコと一緒に食べた。実においしかった」「潜水して、ウニ、海老、ナマコを採った」などと記している。

大阪近辺と4回も往復

   阿部祐二アナがその離島を訪ねた。沖縄南部久米島の沖にあるオーハ島だ。干潮の時は久米島から歩いて渡ることもできる。 彼がひそんでいたのは、雑草が生い茂る中に残る米軍の監視塔で、コンクリートづくり。がらんとしていて、阿部はサンダル、軍手、網などをみつけたが、市橋のものかどうかはわからない。めぼしいものは警察が持って行ったか。

   市橋は全国20か所を転々としていたが、オーハ島へ来たのは07年5月ころから4回におよぶ。沖縄本島で生活用品をそろえ、図書館などでサバイバル技術を調べたという。

   手記によると、市橋は東京、新潟、青森、大阪と逃走し、この間に自分で「針と糸を鼻に通した」「ハサミで下唇を切り取った。血が出た」 などと、自分で顔に手を入れたことも記している。また、離島へ渡る前には四国のお遍路もしていて、「リンゼイさんが生き返ると思った」 とも書いている。

   その後、大阪近辺と離島を行き来するが、09年10月に名古屋で整形手術をしたことから逮捕につながった。大阪港で逮捕された時も、離島へ渡るつもりだったらしい。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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