「sengoku38独占インタビュー」交換条件があった?内面迫れず隔靴掻痒

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「報道特集」(TBS)2011年1月22日17時30分~

   尖閣列島事件でビデオをネット上に流出させた元海上保安官、一色正春の独占インタビューを放映した。保安官をクビになってから、随分と時間が経ってからのスクープだが、まことに確信犯らしい堂々たる押し出し。メタボ気味の太目の身体に、どこか気の強そうなまなざしで、カメラにも動じず淡々と答えた。
   妻と子供2人のsengoku38(ハンドルネーム)氏は、流出が明らかになる前に、自分が行なった行為について妻に電話した。家内は「あなたについてゆく」と言ったそうだ。6日間庁舎に泊まり込んだが、その間、周囲の人が自分に対し、よけいな気を使ってるなと思ったという。処分が決まらない間、こちらから見ていても当局の対応は自信なさそうであったから、本人の感想はさもありなん、だ。
   ビデオの公開は正しかったかの質問に対し、彼は「正しいと思って実行したが、完全に正しいとは言えない」。また、秋の会見時、カメラの前で長々とお辞儀をしたわけは、「みんなに迷惑をかけたから」という理由だ。ハンドルネームの意味を聞かれて、家内にも言っていないし、ここでも意味は伏せておくと答えなかった。
   カメラに映る本人の容姿や語り口が出す情報は別として、全体に隔靴掻痒、彼はほとんど内面を語らなかったという印象で、これは聞き手の資質にも問題があるだろう。インタビュー許可との交換条件があったのかもしれない。ただし独占告白を撮った意義は認める。

(黄蘭)

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