石原慎太郎が披露…IOCロゲ会長の若者批判鋭い

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「サンデーフロントライン」(テレビ朝日)2011年1月23日10時~

   時期が迫った東京都知事選挙を前にして、出るの出ないのと取り沙汰されている石原慎太郎が生出演した。相変わらず「ケ・セラ・セラ」と笑ってはぐらかす。しかし、筆者にはテレビ出演したこと自体がそもそも出馬に色気がある証拠だと思える。彼は後期高齢者なので、年齢批判がどの程度強烈か大向こうの反応を見ているのではないのか。
   対談相手の後藤キャスターに「年齢は関係ない」と言わせて「おや」と思わせたりした。石原のシナ(中国)嫌いにはいささか辟易するが、彼の若者批判にはなるほどと感じる時もある。今回もエピソードを披露した。芥川賞の選考で、受賞作についても石原は猛烈にこき下ろす場合があるのだが、最近の若者はそれに反発してこないそうだ。昔ならば、理解できない石原の方をわからず屋と反論する受賞者があった。
   安保時代の若者に比べて、羊の群れと言おうか、世の矛盾に対しても何のアクションも起こさない青年たち。石原は日本の若者だけの特徴かと思っていたら、IOC国際オリンピック委員会のロゲ会長が彼に言ったそうだ。「ヨーロッパでも同じだ。それは3つのスクリーンが若者を駄目にしたからだ」との答えだった。つまり、携帯電話、テレビ、パソコンの3つの液晶画面ばかりに頼る若者たちが、人間力を弱体化させられたと言うのだろう。至言ではある。肉体を使って調べたり、人間としての経験を積んで下地が出来上がる以前に、画面の情報に頼ることこそが弱体の原因とは、ロゲ、なかなか鋭い。

(黄蘭)

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