アキバの加藤智大に死刑求刑―1年前の初公判でも問題になった「精神状態」

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<1年前のワイドショー通信簿>東京・秋葉原で7人を殺害し、10人に重軽傷を負わせた加藤智大(28)の公判で、検察側は「まれに見る凶悪犯罪。命をもって償わせるのが相当」と死刑を求刑した。弁護側は2月9日(2011年)の最終弁論で「周囲に無視されてきた生い立ち、心のよりどころであったネットを荒らされたこと」を根拠に情状酌量を求め、「犯行時、心神喪失か心神耗弱状態で、責任能力はなかった」と死刑判決回避を求めると見られる。

   この加藤の公判が始まったのがちょうど1年前で、朝のワイドショーも大きく取り上げた。フジテレビ系「とくダネ!」は「無差別殺傷とネット書き込みと傷心『犯行の理由にならない』」として、企業コンサルタントのこんなコメントを紹介した。

「(被告のような)派遣労働者って山ほどいるし、ネット掲示板で孤独を感じた人なんて数え切れないほどいる。そんなことはまったく(犯行の)理由にならないと思う」

   日本テレビ系の「スッキリ!!」は加藤が被害者の一人に宛てた手紙を紹介、「秋葉原事件の責任能力」を問うた。加藤は手紙に「大変、申し訳ない話なのですが、私も事件の記憶がほとんどありません。ですが、私がやったことには間違いなく、その罪から逃れるつもりは毛頭ありません……私の罪は万死に値するもの、当然、死刑になるものと考えております」と書いているという。弁護団は「自ら死刑を求めること自体が精神的障害」と主張することも可能だが、番組出演の弁護士・本村健太郎は「被告の手紙は非常によく出来ている。自分の心情を正直に話し、文章もしっかりしている。現時点では精神状態もハッキリし、まともな神経になっていると思う」とコメントしていた。

   最終弁論のあと、加藤に発言する機会を与えられるが、ここでも死刑を求めるかどうか、裁判所が犯行時の精神状態をどう見るかが焦点となるが、事前の凶器の準備、ネットへの冷静な犯罪予告などから、善悪の判断はできたとして死刑判決が下される可能性が高い。(テレビウォッチ編集部

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