2024年 4月 23日 (火)

大相撲株式会社「すぐつぶれる。経営能力ゼロ」渡邊美樹(ワタミCEO)

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   春場所中止が決まり、日本相撲協会は八百長疑惑の全容解明に乗り出した。果たしてどこまで実態が明らかになるのか、大相撲は生き残れるのか。関係者やファンの間からさまざまな意見が出ている。「スッキリ!!」でも、キャスターのテリー伊藤とコメンテーターの渡邊美樹(ワタミCEO)らが熱く議論を交わした。

   番組ではまず、八百長の関与を認めた元幕内春日錦(竹縄親方)の素顔を取材した。千葉県いすみ市出身。ここでの評判は「まじめで、おとなしい」。市長が言う。

「人にだまされるようなことはあっても、だますようなことはできないと思っていた」

   別の知人は「人が良すぎてガッツがない。ガッツがあれば、もっと伸びたと思う」。

   15歳で入門、十両になるまで8年かかった。27歳で幕内に昇進したが、十両に落ちたり上がったり、9回も行き来している。入門当時は「釜に飯が残っていないので、コンビニでおむすびを買って食べた」などと修業のつらさを語っていた。

   苦労して親方にもなってようやく安定したかに見えた相撲人生だったが、暗転した。本人はもちろんだが、地元をはじめ、支えてきた人たちのショックは大きい。ひとり元春日錦の話ではない。相撲界全体を揺るがす大不祥事となった。大相撲はどう再生しょうとしているのか。

総入れ替えして根こそぎ摘出

   相撲協会のガバナンスの整備に関する独立委員会のメンバーとして協会を見てきた渡邊が断言する。

「株式会社にしたらという意見もあるが、そうしたら大相撲はつぶれる。なぜなら、経営能力がない。経営態勢を総入れ替えして、悪い部分を根こそぎ摘出しなければだめだ。全力士の携帯を集めるぐらいのことをして、世論がそこまでやったかということを示さない限り再生できない」

   司会の加藤浩次が口を挟む。

「携帯を全部集めるといっても、壊れたとか、機種変更したとか言っている」

   テリー伊藤「携帯取り上げると言うけれど、親方だってやっていたかもしれない。力士にすれば、あんたたちだってやっていたのではないか、ということになる。親方たちも過去に何かあったとすれば、それをきちんと言うべきだ。1年間でもかけて、すべて明らかにしないとだめだ」

   渡邊「1年間中止したら経営破綻しますよ」

   加藤「全部さらけ出してきれいにしろというのはわかるが、全員がそれを言えるかどうか」

   世に相撲ファンは多い。「スッキリ!!」ではこの問題について意見を募集している。国技といわれてきた相撲だ。再生につながる名案が出てくるかどうか。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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