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松本孝弘(B’z)グラミー賞「目指していた。サンキュー」

   きのう(日本時間2011年2月14日)、 米国ロサンゼルスで行われた第53回のグラミー賞授賞式で、「B'z」のギタリスト松本孝弘さんら日本人アーティスト4人が選ばれた。これまで半世紀の歴史で、日本人受賞者は4人しかいなかったのだから、これはすごい。

   松本の受賞は「最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞」で、ラリー・カールトンとの共作アルバム「Take Your Pick」が対象。 カールトンと並んで舞台に立った松本は英語で「タック・マツモトです。日本人ギタリストとしてここにいることを誇りに思います。サンキュー」とあいさつした。

   松本は1988年にB'zを結成、シングル曲43作連続1位、アルバム総売り上げ4400万枚という実績があるが、「目指していたのはグラミー賞だった」という。ポップスでの受賞は初めてだ。

   他の3人は、最優秀インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞にピアニストの内田光子さん、最優秀ニューエイジ・アルバム賞に琴奏者の松山夕貴子さん、最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞 ピアニストの上原ひろみさんだ。

   司会のみのもんたは「これでボクが入ったら5人ですから大変です」とわけのわからないギャグ。「カラオケ部門はないんですか?」(笑い)

   グラミー賞はアメリカの音楽賞でもっとも権威と歴史がある。これまでの日本人受賞者は、石岡瑛子さん(アルバムパッケージ賞 87年)、坂本龍一さん(オリジナル映画音楽賞 89年)、喜多郎さん(ニューエイジアルバム賞 01年)、中村浩二さん(同08年)。

アメリカのお家芸で受賞

   杉尾秀哉(TBSテレビ報道局解説室長)「日本人はカラオケうまいけど、やはり言葉のカベがあって、今回も演奏でしょ。これから歌詞がついたものでも受賞したらすばらしい」

   三屋裕子(スポーツプロデューサー)「松本さんがすごいのは、ギターはアメリカのお家芸じゃないですか。それで受賞というのは、スポーツでいえばメジャーリーグと同じで、ホントにすごい」

   内野雅一(「週刊エコノミスト」編集長)「日本人はいまGDPとか量では自信をなくしているけど、才能やソフトで能力のある人はたくさんいる。われわれはもっと自信を持っていい」

   まあ、オリンピクで金メダル4つ みたいなものかもしれないが、部門の数が現在109あるそうだ。みのもんたが「だったら、カラオケがあってもいいじゃない」(笑い)