「飲酒暴走車」高校生2人『殺人』―福岡ワーストなぜ?

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   福岡県粕屋町で先週9日夜(2011年2月)、花も実もある人生をこれから送るはずだった2人の高校生が飲酒運転の暴走車に跳ねられ亡くなった。またしても飲酒運転事故全国ワースト1位の福岡。「とくダネ!」リポーターが事故現場を訪れた。

   飲酒運転の犠牲になったのは山本寛大君と皆越隼人君の2人で、いずれも16歳の高校生。事故のあった道路わきには、2人のために花束や飲み物が手向けられている。その沿道の建物の外壁が大きく破れていた。寛大君が後方から来た車にはねとばされ、頭から突っ込んだ跡だという。

   寛大君の母親の美也子が無念さ語った。

「自分が死んだかどうかわからないくらいすごい衝撃で亡くなったのだろう。ニッコリ笑っているような死に顔でした。寛大の歯ブラシを見ては泣き、残された洗濯物を見ては泣き…。
何とか致傷罪とか、道路交通法とかまったく関係なくて、被害者の立場から見ると飲酒運転は殺人です」

飲食店や周囲のモラル低い

   福岡では2006年、公務員の飲酒運転で3人の子供の命が奪われる痛ましい事故があった。教訓として、厳罰化など飲酒運転撲滅に立ちあがったはずなのに…。

ワーストの常連

   他の都道府県では皆減少している飲酒運転事故が福岡だけは増えている。県警の調べによると、昨年は前年に比べ41件増え337件で全国ワースト1位だ。

   キャスターの小倉智昭「ワースト1位の常連だった大阪が減少しているのにね」

   竹田圭吾(NEWSWEEK日本語版編集主幹)が次のように述べた。

「特定の都道府県に多いというのは、運転する人のモラルだけではなくて、飲食店や身内、あるいは一緒に飲んでいる人たちに飲酒を止める感覚が他より弱いといわれても仕方がない。
酒を提供した店や家族にも何らかの形で責任を問うことを考えた方がいい」

   9人の死傷者を出した飲酒運転事故の車に同乗していた2人に、さいたま地裁の裁判員裁判で14日、実刑判決を言い渡した。

   もっとも、車で来店した客が飲酒しているのを警察に通報しても、現場の警察官が適切に対応しないという指摘も多い。

文   モンブラン | 似顔絵 池田マコト
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