2024年 4月 24日 (水)

「都心は積雪なし」なぜハズレた?気象予報士・岩谷忠幸平謝り

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「どうも申しわけありませんでした」

   気象予報士の岩谷忠幸が頭を下げる。昨夜(2011年2月14日)の雪のことだ。予報では都心では積もらないということだったが、夜が明けてみれば2センチの積雪。たった2センチだが、東京では雪の影響が出る。テレビは朝から画面の下や横に「大雪情報」の文字情報が高速道路の通行止めなどの情報を流す。「スッキリ!!」では、深夜の雪で混乱する首都の様子を伝えた。

   サラリーマンの街、新橋。カプセルホテルが早い時刻から込み合った。東京駅では列車の遅れで乗り継ぎできなかった人たちのために、新幹線がホテル代わりに開放された。新浦安駅ではタクシー乗り場に長蛇の列。しかし、タクシーはなかなか来ない。雪の中、自転車を押して帰宅する人もいる。東京消防庁によると、今朝(2月15日)までに10人が転ぶなどして病院に運ばれた。

0・5度の気温差で「雪」か「みぞれ」か

   スタジオでは司会の加藤浩次が「今朝はびっくりしました。予報では降るけど積もらないと言っていましたね」

   テリー伊藤も「岩谷さん、そう言ってましたねえ。よく今日来れましたねえ」と予報のはずれを揶揄する。

   岩谷は「本当に心がつらくて…」と申し訳なさそうな顔だ。昨日(14日)夕方の段階では、都心では積もることはないという予報だったが、なぜ雪になったのか。岩谷によれば、微妙な温度差が原因だという。

   前回2月11日の大雪予報のときは、降っている時間帯の気温が0.8~1.4度だった。それが14日は0.3度~0.8度。この0.5度の差がみぞれと雪の境目になった。しかも、降り方が強くなったため、上空の冷たい空気が下に引っ張られ、気温が一気に下がり、気圧配置から見る以上に低くなったという。

   加藤「説明はよくわかりましたが、それを予測するのが」と再び、岩谷に目をやる。岩谷は苦笑いしながら「そうなんですが、そこまで予想するのはなかなか難しい」という。伊藤「ちょっとした微妙なところなんですね」と助け舟を出す。

   気象予報士という職業、若い女性も多いが、なかなか微妙な仕事ではあるようだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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