大人になってからの本気…心のブレーキ外してイッチョやってみっか!

印刷

   時間が過ぎるのは速い。そんなことを身にしみて感じるときがある。たとえば、友人の子供の成長を見た時。こないだ生まれたばかりだと思っていたら、いつのまにか立派に悪口を言えるぐらいまで憎たらしくなっている。いったい、いつそんな言葉を学んだのと、こちらが不思議に思うぐらい。

   そんな時、大人はわが身を振り返る。子供の成長はこれほどまで速いのに、いったい自分は同じ期間何をしてきたのだろうかと。1年前の自分、2年前の自分と何も変わっていないじゃないか、とプチ反省してしまう。

   どうしてこう成長できないのだろうとふと考えてみた。そんな時に感じたのが、「心のブレーキ」。年齢を重ねてくると、どうしても現状維持で保守的になってしまう節がある。成長したいと思いながらも、どこか今のままでこれからもいきたいと矛盾した考えが浮かぶ。はたまた、そこまでして挑戦するべきものなのかと自問自答に至る。それが「心のブレーキ」。

   では、なぜブレーキをかけてしまうのか。それは「無理」をすることへの恐怖ではないだろうか。30代にもなると、無理をして失敗した経験は誰にでもあるだろう。その苦い経験から、「どうせ」「今さら」「もう私なんて」という否定的な言葉が浮かんできてしまう。何より「無理」の恐怖は体力にも関係してくる。無理して体を壊したらどうしよう。これは仕事にも遊びにも通じることだ。体を壊しては元も子もない。もはや自分の体力に自信はない。

   過信できなくなった年齢になって無理することはなかなかハードルが高い。この自分で課したハードルを取り払うことさえできれば、無理を承知で挑戦し、成長への新たな第一歩を踏み出せるのかもしれないのに…。

1年半で仏語マスタ―・移住した35歳女

   先日も時間の流れと己の「心のブレーキ」を痛感することがあった。ある番組のスタッフの女性と話をしていてのことである。彼女にはフランスで生活をしたいという漠然とした夢があった。ただ住みたいだけ?という単純な疑問がわいてしまうのだが、学生の頃からフランスに住むのが夢だったからとしか答えはないと言う。そして35歳になろうという時、このまま夢を胸に抱いたまま悶々と過ごすのは止めようと、仕事を続けながらフランス語学習を始めた。

   それが1年半ほど前のこと。彼女とはいつも仕事で会うので、1年半という時間の中では、見た目や普段の会話はこれまでと変わらず、いたっていつもの雰囲気。ある日思い出し、「フランス語の方はどうなっているの」と聞いてみた。すると、今では日常会話ならフランス語で話すことができるようになったという。その成長ぶりに驚き、どうやって習得したのかを聞けば、いわゆる語学教室には週1回しか通っていないと言う。だが、出勤2時間前に起きて自主学習をし、さらに通勤時間にはフランス語講座の教材をダウンロードしたものを毎日聞いていたんだそうだ。

   それだけで日常会話までできるようになったという。あまりガムシャラに働くというタイプの女性ではないので、この情熱はにわかには信じられなかった。日常会話ができるようになったいま、本格的に移住に向けて動き出しているのだという。来年の秋には夢を実現したいと語る。行ってからの仕事はまた別に探すのかもしれないが、そこまでして行きたいという思いが、彼女を成長させたのだろう。

   大人になってからの本気はすごい。大人だって何か進歩できるはず。変わることができるはず。そんな勇気を持って心のブレーキを少しは弱めていきたい。

モジョっこ

  • コメント・口コミ
  • Facebook
  • twitter
コメント・口コミを投稿する
コメント・口コミを入力
ハンドルネーム
コメント・口コミ
   

※誹謗中傷や差別的発言、不愉快にさせるようなコメント・口コミは掲載しない場合があります。
コメント・口コミの掲載基準については、コメント・口コミに関する諸注意をご一読ください。

注目情報PR
追悼

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中