2024年 4月 19日 (金)

中東民衆デモ「新政権アメリカ離れ」で日本深刻

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石油の9割依存

   こうした事態をアメリカはどう見ているのか。米安全保障会議のフリント・レバレット元中東部長に国谷裕子キャスターが聞いた。

――イラン軍の船が30年ぶりにスエズ運河を通りました。アメリカの影響力低下によるものと見ていますか。

「アメリカの影響力は後退し、同盟国を失いつつある一方で、イランやイランに支援される国や組織の影響力が大きくなってきています。
   アメリカが行ってきた中東政策に中東の住民の多くは嫌悪感を持っています。これはまぎれもない事実。アメリカと同盟関係を結んできた国々の政権は、国民の支持を集めていない政権ばかり。
   今後、中東で民主化が進み、エジプトやバーレーン、その他の国々で国民の声を反映するような新たな政府が生まれた場合、その政府はアメリカとの戦略的協力を積極的に進めなくなると思います。
   アメリカ政府がこれまでの中東政策にこだわり、政策の見直しを行わないようなら、アメリカは中東地域から締め出されるという悪夢のシナリオが現実味を帯びてくるでしょう」

   アメリカの中東政策に追随し、石油消費量の9割を中東原油に依存している日本はどうすればいいのか。深刻なのは日本かもしれない。

モンブラン

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