地デジ普及率90・3%のカラクリ―80歳以上世帯除外して調査

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「番外編~地上アナログ放送の終了延期=地デジ難民のゼロ化~を求める記者会見」2011年3月4日12時~

   参議院議員会館という物凄い場所で開かれた会見に行った。ジャーナリストの坂本衛を中心とした主催者たちの主張の中で、最も興味深かったのは発起人の1人である作家の「なだいなだ」の意見である。彼は80歳以上の人間が、ちゃんと生きているのに地デジ普及調査の対象から除外されているのに怒っているのだ。何故か。
   総務省が発表した地デジ浸透度調査というのが欺瞞である。地デジ普及率90.3%(10年9月)は筆者の感覚ではイヤに多いな、だった。というのは、アナログしか持っていない筆者の超エリート友人もいるし、近所にもBSなんて見たこともない人たちも結構いるので、90%はあり得ないと感じていたからだ。この数字のカラクリは?
   元々、浸透度調査は80歳以上のみで構成されている世帯(単身150万、夫婦100万の計250万世帯)は対象から外されている。しかも418,000本電話をかけて、調査対象281,500世帯のうち260,000以上に回答を断られ、応じた19,000世帯に調査票を発送し、返事が戻った13,000世帯の中での地デジ機器の保有率が90.3%なのだ。
   7月の完全地デジ化後、砂嵐画面の世帯が大量発生するのは間違いなく、主催者は全国一律でなく2013年頃までに段階的にエリア別に地デジ化を進めろと要求している。誠にもっともな主張である。筆者も東京の自宅は随分前から地デジ化しているが、地方に持っているセカンドハウスのテレビはまだアナログ。誰が買い替えるかい。

(黄蘭)

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