NHKの独壇場「尋ね人」テレビ・ラジオの安否情報頑張れ!

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「東北関東大震災 その2」(各局) 2011年3月

   阪神淡路大震災の時、テレビ朝日の「ニュースステーション」でMCの久米宏が「これからの〇〇分間、CMを入れません」といって連続放送した。筆者はコラムで「あっぱれ」と書いた。関西の地震だったので、他局は普通にCMをいれてバラエティもやっていた。今回は見事に民放各局共CMをぶっ飛ばして報道一色である。損失は1日億単位だが、こんな巨大地震ではCMなしは当然だろう。
   災害時のテレビやラジオが、インターネットをものともせず大活躍する様は素晴らしい。具体例を挙げる。家族の知人の両親が気仙沼市に住んでいた。11日以来電話はおろかどんな手段でも安否を確かめる術がない。心配していたら、ある局のカメラが両親の家の屋根を映した。津波で持っていかれてなかった(!)。さらに、気仙沼の知り合いから電話がかかってきて、「両親の姿を何処かで見かけたよ」と伝えてくれた。16日現在、まだ直接コンタクトは取れていないが、知人は大いにホッとしている。避難所が早くわかれば万歳だ。
   NHK教育テレビが安否情報に解放されているのは英断である。ネットのアドレスを表示し、携帯にも連動しているのが時代を映す。しかし、避難所でテレビもラジオも受信できない場合は宝の持ち腐れだが、テレビで屋根を見た家族の知人のように、安否情報で見た他人が知らせてくれることも有り得る。終戦後のNHKラジオ、「尋ね人の時間」以来、NHKの独壇場だ。大いに頑張ってもらいたい。

(黄蘭)

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