ツイッター災害支援買いかぶり…情報役立てるには旧来型サイト

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   今月はじめのクローズアップ現代では、安全で高品質な日本の米を巨大市場である中国に売ろう!という放送がやっていた。それからわずか3週間の間に、状況はあべこべに。いまや中国の安全な食材を買おうとする日本人が急増しているらしい。

   さて、今回の放送は「いま、私たちにできること ~被災地の外からも人々を支える~」というタイトル。具体的には、ツイッターなどをはじめとするネットを活用したバーチャルな被災地支援を中心に紹介したものである。

   なかでも、ツイッターの革新性、(ユーザー内での)情報拡散効果がとくに喧伝され、さも画期的な新しい支援活動がこの震災を機に生まれているかの扱いであった。

大学講師が呼びかけ

   京都の大学講師の女性は聴覚障害を持つ友人が、災害の情報を知れずにいることに胸を痛めていたという。そこで13日に「聴覚障害者が情報から取り残されている。会見だけでも手話通訳をつけてほしい」とツイッターで訴えたという。それらがどんどん広まり、数時間後には趣味でインターネット放送をやっている人が知り、二人が協力して、手話通訳者などを手配した上、ツイートから3日後には手話ニュースのネット放送が開始されたという。この放送は7日間で延べ1万3000人が視聴。放送を見たという女性は「なんとかして情報を伝えたいという使命感が伝わってきて、情報も建聴の人と同時にわかる。すごい感動した」と話した。

アウトプットはオールド・ネット

   ツイッターが発信源、コミュニケーション手段として優れてると言うのはいいとしても、支援活動のアウトプットは、別段ツイッターで完結するものではなく、安否情報の集約サイト、災害地の安全危険の集約サイト、動画など、オールド・ネット上であった。

   それらにそう目新しさはなく、ツイッター、ツイッターとクローズアップしたわりには、いまひとつ実のない内容だったような気がしてならない。

   *NHKクローズアップ現代(2011年3月29日放送「いま、私たちにできること~『ソーシャルメディア』支援」)

文   ボンド柳生
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