大金使ってバカにされてるパナソニック―KY気づかず「黄門様」提供

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「大震災報道の中のCMについて」(各局)2011年3月

   当欄を読んでくれる頭の回転の速い読者は「ははあ、あれのことか」と読むのをパスされるだろうが、ちょっと待て。勿論、東日本大震災以来、降って湧いたACの公共広告、なかんずく、反吐が出るほど繰り返された仁科亜季子の子宮頸癌(!)、オシムの何のことか聞き取れない脳梗塞、金子みすゝ゛の詩、etc.が、反感を持ちさえすれ、心に響くPR効果など全然ないことは言いたいが、CMの送り手と受け取る側のギャップについて今は述べたいのである。
   例えば家電メーカーのパナソニックだ。松下電器の頃から延々と「水戸黄門」の1社提供スポンサーだった。視聴率がヒトケタに落ちても助さん格さんを交代させたり、由美かおるのハダカを切ったりとテコ入れしながら続けてきた。だが、そんな姑息な問題ではないということが提供会社にも制作会社にもわかっていないのである。
   莫大なカネをつぎ込んで黄門様のスポンサーになっても企業イメージは下がりこそすれ上がることはない。1)保守頑迷で新しい冒険が出来ない企業。2)地方の年金老人が相手の、勧善懲悪がどれほど時代遅れか理解できない企業。3)発想を転換しエコ時代に進取の気性を発揮すべきにも拘らず、いつまでもマンネリ頼みの企業。それよりも視聴者に思いっきりバカにされているのに気付かないKY企業というイメージを、金を出してばら撒いている間抜けぶりなのだ。誰かpanasonicに言ってやれ。KY企業はパナだけではないけれど。

(黄蘭)

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