風評抑え込んだスリーマイル―原子力規制委員会が一元広報

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   なんと、「(原発による)風評被害をゼロにする方法」があるらしい。情報プレゼンターの笠井信輔アナは「スリーマイル島に学ぶものがあるんです」と言う。

   番組によれば、一応、いまのところ福島原発と同レベルの「5」の事故とされる米国・スリーマイル島の原発事故では、ほとんど農作物等への風評被害が起きなかったそうだ。

   もっとも、福島原発事故の規模、燃料ポテンシャルや、冷却機能の喪失、容器損傷、剥き出しの使用済燃料などからして、最悪の「7」に進む危険性を指摘する専門家(見方によってはすでに「7」とも)もいて、事故が進行形であることや政治的判断、国際的な配慮などで「5」にとどめているのだろうというのが、日本国内のおよその「風評」だろう。

局長が原発近くから発信

   そんななか、米国のスリーマイル島の事故からなにを学んで、福島原発と日本の深刻な現状にどう当てはめられるのか――と視聴者的に訝しく思っていると、現地・米国の長谷川豊アナらのリポートでは、当時、原子力規制委員会のデントン局長が原発のすぐ近くから、情報を一元化して広報したのがすばらしく、どうやらそれが風評被害がほとんど起きなかった理由――であるらしい。

学ぶものがある

   それよりも、事故の規模や深刻さ、収束までの期間の違いが主因ではないか――と視聴者的には思わざるをえない。さらには「池上彰さんが、すべての情報をまとめて、比較的原発の近くから毎日報告を行ったら、私たちは混乱しないかもしれませんね」という長谷川のご賢察が、駄目押しのようにスタジオでご披露されるに至っては、もう何をか言わんやという気分ではある。

文   ボンド柳生 | 似顔絵 池田マコト
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