「死ぬの忘れちゃって」100歳の挑戦!NHKこういう番組残せ

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「百歳バンザイ!~心ゆくまで 絵筆にぎって」(NHK総合)2011年3月30日11時20分~

   いきいきと暮らす百歳のおじいちゃんおばあちゃんを紹介する番組で、この日の主役は油絵を描くのが趣味の明治43年生まれ百歳の小柴千枝子さん。1日3キロの散歩を日課とし、3度の食事は栄養バランスを考えて自炊。胚芽米、もち米、麦を自己流にブレンドしたものを70年食べ続け、副菜は梅酢につけたしょうがとにんにくのたまり漬。
   「健康でないと絵は描けませんよね、すぐ疲れちゃって。考える力がなくなるから」といつまでも元気で絵を描けるよう健康に気をつける。
   小学校教師を定年後の62歳から絵を学び、描き続けているそうだ。静物画を得意としているが、展覧会に出品した新作を先生に「奥行きをもう少し考えるとよくなる」とダメ出しされると、家に帰って背景の色や距離感の研究をしだした。5月には個展、秋にはグループ展を控え、目標に向かって挑戦し続ける姿に頭が下がる。
   「誰か(作品で)驚かせてやろうなんてもう考えているでしょう。楽しく描くなんて通り越しちゃって闘いになるんですよ。だから死ぬのを忘れちゃって」などと語る笑顔がいい。
   ナレーターはあの「サザエさん」のお父さん、波平さんの声の永井一郎。味わいがある声が番組にぴったりだ。元気に暮らす百歳の姿は、多くのお年寄りたちの目標でもあり励みになる。とてもいい番組だったのに、残念ながらこの日が最終回。NHKは若者に迎合せず、こういう番組こそ大切にすべきではないか。

(白蘭)

採点:2
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