井上真央と安曇野ブチ壊し…色気ありすぎ若尾文子と暑苦しい斉藤由貴

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おひさま(NHK総合あさ8時)>このごろ、ドラマ中の安曇野の風景にしみじみ癒されている。透明な小川の流れ、一面に白い花が揺れるソバ畑、道ばたの道祖神、その上にふりそそぐ桜の花びら…。大震災やら放射能やらで心が弱っているからだね、きっと。

   NHKの朝ドラは、とってつけたような明るさと、押しつけがましい前向き姿勢が性に合わなくて、あんまり見る気がしなかった。でも今回は、演出の人から番組案内のハガキをいただいたのと、主演の井上真央がけっこう好きなので、見ることにしたのだ。タイトルの「おひさま」って、いつも通りのNHK調で、何だかナァっていう気もしたが。

「おひさま」ってタイトルもなんかナァ

   じつは、第1回はがっかりだった。まず、時代は現代、日常に追われる「平凡な」主婦(斉藤由貴)が突如思い立って車を走らせ、偶然ヒロイン・陽子(若尾文子)に会う。そして思い出話を聞くという設定なのだが、この部分は必要だったのかしら。

   若尾文子の着物姿、とくに後ろ向きの立ち姿は息を呑むほどの美しさだが、あまりに色気がジャブジャブとあふれ、粋筋系に見えてしまった。それに自分の手作りのソバを出す店をやっているなら、着物の上に白い割烹着ぐらい着て欲しい。若尾文子はナレーションに専念した方がよかったんじゃない? 斉藤由貴演じる主婦も何のために出てくるのか。うっとうしいだけだ。演出のおにいさん、しっかりしてね。

   第2回目からはヒロインの子供時代で、楽しく入り込めたのだが、その後もときどき現代の場面が出てくるのが玉にキズ。突然、物語の流れを断ち切って、あいかわらず色っぽい若尾文子の話を聞いている暑苦しい斉藤由貴の姿に戻ってしまう。あれ、まさか今後ずっとこの調子でいくんじゃないだろうね。半年後、最終回でまだあのまんま「座って話をしていたのでした」ってことにでもなったら、アタシャ怒るよ。

   夢のような美しい安曇野を舞台に、演技力のある井上真央が繰りひろげる原前、おっと戦前の、懐かしい世界に没入させておくれ。いかんいかん、どうも歴史を原前(原子力―原爆も含めて―以前)、原後(原子力以後)で考えるクセがついてしまった。

文   カモノ・ハシ
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