子連れ専用座席あったらいいな…「水戸岡鋭治」常識破れの列車デザイン

＜プロフェッショナル～仕事の流儀～（NHK総合日曜よる10時）＞毎週さまざまな分野で活躍している人にフォーカスし、その仕事ぶりと仕事観について話を聞く。この日は水戸岡鋭治さん。九州新幹線の新800型などの鉄道デザインをしたデザイナーで、番組のタイトルは「列車は、走るビックリ箱」。

ガチャガチャもある九州新幹線

   水戸岡の鉄道デザインはとても斬新で、その根源には「あったらいいな」といった遊びがある。列車はこうでなくてはならないという思い込みをまずやめてしまうから、今までにない常識破れの電車の形を思いつくことができる。九州新幹線であれば、各車両で違ったシートを採用したり、子どもが大好きなガチャガチャの機械を車内に組み込んだりもする。

   そうはいっても、鉄道は乗客を安全に快適に運ぶのが第一の使命だから、守らなければならないルールがたくさんある。それらはとても細かく、水戸岡のイメージには大きな壁になるのだが、彼はひとつひとつの壁に挑み、妥協することなく実現させていく。